DeskMeet B660レビュー

家でサーバーの検証機を用意するとなると、Intel NUCがど定番ですがあちらには致命的な弱点があります。 ネットワークカードが拡張できません、メモリが2枚しか挿せません。

Intel NUC 12 extreme kit、いわゆるドクロNUCはネットワークカードの拡張可能ですが如何せん値段が高いのです。

www.intel.co.jp

ということで待望のASRock社からDeskMeet B660が発売されました。 小型ベアボーンで最新世代CPU載せれて、メモリ4枚とPCIeカードが挿せるのは非常に貴重です。

amzn.to

構成

メーカー 品目 価格 備考
MB / ケース ASRock DeskMeet B660 \32,732
CPU Intel Core i5 12400T \29,970
CPUクーラー Intel Laminar RM1 約\700 ヤフオクにて入手
メモリ CRUCIAL CT2K32G4DFD832A 32GBx2枚組、2セット \56,090
M.2 SSD ADATA XPG SX8200 Pro / 256GB \5,400
PCIeカード Intel X520-DA1 ??? 数年前にebayで購入
ケースファン Noctua NF-A12x25 PWM \3,980

実際にはポイント付与があったりして、10万円くらいで購入ができました。

組み立て

いたってシンプルでした。Deskminiほど小さくもないので、無理な組み込みもなく。 給気用にファンをつけましたが、25mmの厚さだと拡張NICにつくんじゃないかとギリギリくらいでしたので、15mmのほうがいいかもしれません。

ESXiインストール

CX311AのNICドライバはESXi 7.0u3cで追加されているようです。
ESXiのインストール際して、下記をカスタムドライバとして追加しています。
- Net-Community-Driver
- nvme-community-driver

ESXi-Customizer-PS.ps1の最新版はGitHubにあります。

github.com

PowerShellをユーザー権限で実行して、ESXiイメージを作ります

PS> Get-ExecutionPolicy
Restricted
PS> Set-ExecutionPolicy Unrestricted -Scope CurrentUser
PS> Import-Module VMware.PowerCLI
# そのまま出力したらWinError 10054が出たので一旦zipでエクスポート
PS> .\ESXi-Customizer-PS.ps1 -v70 -ozip -pkgDir .\vib
PS> .\ESXi-Customizer-PS.ps1 -v70 -izip .\ESXi-7.0U3g-20328353-standard-customized.zip

出来上がったisoイメージをUSBメモリに書き込んでインストールします。

次へ続きます。

kubeadmで構成したkubernetesにNginx Ingress Controllerを入れる

前回の記事で作成したkubernetesにnginx ingress controllerをインストールします。

rayuno.hatenablog.com

Overview

Architecture

nginx ingress controllerをインストールするにあたって、いくつか選択肢はありますが、クラスター外への公開ということで今回はtype:Loadbalancerとして公開したいと思います。
この場合、各クラウドベンダー(少なくともEKS、AKS)と同じような構成が擬似的に取れるので良いかと思います

今回の環境構成です
f:id:ramite:20220312151705p:plain

続きを読む

kubeadmでkubernetesをインストールする(ubuntu20.04, containerd + calico)

インストールメモが必要そうだったので、一応記載
v1.23.4で確認済み
とりあえずrootユーザーで実行前提
構成はマスターノード1台、ワーカーノードN台構成

# cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="20.04.4 LTS (Focal Fossa)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 20.04.4 LTS"
VERSION_ID="20.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=focal
UBUNTU_CODENAME=focal

DNSは別途DNSサーバーを用意して登録。

続きを読む

TS-453Dを買ったので評価してみる③ #構成の見直しが必要そう

前回は2.5GbEでセットアップをして、RAID6でパフォーマンステストをしました。
rayuno.hatenablog.com


今回はRAIDを組み直してパフォーマンスの差異を確認します。

続きを読む

TS-453Dを買ったので評価してみる②

前回、リンクアップしなかったため、x520-da1とmikrotik crs309-1g-8s+inの間で動作実績のあったDAC(direct attach cable)をAmazonで購入。
翌朝に到着。
f:id:ramite:20220306140735j:plain

さて、これに付け替えてもリンクアップせず。
難しいのかと思い、とりあえず10GbEは中断。
2.5GbEでパフォーマンステストをしてみることに。

今回はVMware ESXi 6.7の上で動いているWindows10上でパフォーマンステストをします。

パフォーマンステスト
Architecture

f:id:ramite:20220306143550p:plain

今回はVMware ESXiのstandaloneサーバーにDatastoreとしてiSCSINFSとマウントして、RAIDレベルを変えながらパフォーマンスの確認をします。
VMのOSドライブはサーバーに直接接続しているNVMeストレージに配置します。
念の為、NVMe上のパフォーマンスも確認します。

f:id:ramite:20220306143805p:plainf:id:ramite:20220306143808p:plain
8GBと32GBで比較してます。NVMeでもSLCキャッシュが切れるところでは何だか怪しい数値になりますね。

続きを読む

TS-453Dを買ったので評価してみる①

たまたまTS-453Dがお買い得になっていたので、思わず衝動買い。

買ったもの
TS-453DにWD製RED SSD1TBが4本入ったもの
f:id:ramite:20220305153158j:plain

今回買ったNASは2.5GbEのNICが2個ついています。
それとPCIe 2.0x4の拡張ポートがついてますので、別途10GbE等のカードがあれば拡張可能となっています。

TS-453Dの場合、背面の3つのネジを外して、ケースをずらすと外せる仕様となっています。
f:id:ramite:20220305152106j:plain

今回は家にたまたまあった、x520-DA1を利用します。
f:id:ramite:20220305152054j:plain

ロープロファイルのサイズなので、ロープロ用ブランケットに付け替え装着しようとしたところ、通常固定する部分が引っかかってしまい、装着できず。
QNAP専用のやつ買えってことなのか、ブランケットだけ取り寄せればいいのかな・・・


とりあえず刺して動くかだけ確認したかったので、斜めになる部分を紙の詰め物で上げ底して、装着。

f:id:ramite:20220305153632j:plain


SFP+なので、SFP+モジュールが必要です。これも家にあるのをとりあえず使おうと。
よく見ると右側の1GbEのやつばかりあって、10GbEの在庫がない。今度fs.comで買い足さないとなあ・・・

www.fs.com


とりあえず動作チェックだけいってみましょう。

続きを読む